July 10, 2004

ハービー・ピーカーという男 最終回


・・・ちなみに、このシリーズは、一番下までスクロールして
  初回から読んだほうがよいですよ・・・
(2004.11.22追記)


うかうかしていたら、『アメリカン・スプレンダー』の初日になってしまった。
もうハービー・ピーカーのことを忘れてしまった人は、
一度、ふりだしに戻ってみてください。
http://yasudayuko.way-nifty.com/clover/2004/05/post_4.html


さて、常に孤独なハービーに、
めでたく「モタモタ君」という友人ができたその夜、
ハービー一家は、温泉に初挑戦。

意外にも素直に「日本式温泉」を堪能した様子のハービー。
そして、妻のジョイスと養女のダニエールは、私と一緒に温泉へ。
暑がりのダニエールが、アフターサウナ用の水風呂で長湯していたことを除けば
ジョイスの入浴作法も、堂に入ったもので、ほかのお客さんも
「あら、ガイジンがはいってるわ」などと好奇の目を投げかけてくることはなかった。

しめくくりは、ホテルのバーでカラオケを堪能。
アメリカン・ガールのダニエールが歌う、
アブリル・ラヴィーンとか、スパイス・ガールズとかの、
「日本人には早口すぎて歌えない英語の歌」は、
聴いてるだけでザッツ・エンターテインメント。

「温泉にカラオケ」

“気難しくて、芸術肌ですから・・・”と配給会社の担当者から
「要注意人物」の太鼓判を押されていたハービーだが、
案外、オーソドックスな遊びを、文句を言わず楽しんでくれているので、
こちらもホっとする。

そして次の日、
ハービー一家の箱根旅行に、早くもおしまいの日がやってきた。

お風呂好きの私が、朝風呂に行くと
のれんの向こうに、浴衣姿のダニエールが。

「おや、早起きだね」

「うん、ちょっとね。昨日は、ハービーとジョイスはベッドで寝て
 私はこあがりになってる和室で寝たの。楽しかったんだぁ」

とゴキゲン。

そしてまた、ダニエールは朝から水風呂を長湯して、
おたがい朝食までの時間を過ごしに、いったん部屋へ戻る。
すると、5分後・・・

「ピンポン」

「あらま?」

「ちょっと散歩に行かない?」とダニエール。

ロックのバンドの名前がプリントされた黒いTシャツ、
頭に白いペイズリーのバンダナを巻いたダニエールは、
完璧な金髪のロングヘアに白い肌。んでもって、ちょっと小太り。
うーん、まるでヘビメタ・バンドのドラマーみたいだな。

私たちは、
ダニエールが、ハワイにいる彼氏を、日本に来る前に親同伴で訪ね、
そこで別れ話になってしまったことなどを話しながら、
しばらく、強羅の森をふらふらと散歩した。
そろそろ帰ろうか、という私にダニエールは首を振る。

「なんかさ、ケンアクなんだよね、あの二人」

なるほど、部屋ではハービーとジョイスが夫婦喧嘩をおっぱじめているらしく、
それでダニエールは緊急避難してきたというわけか。

そこで、
ダニエールとハワイの灼けたボーイフレンドとの「メール交換のみの交際」という
グローバルな関係を、さらに詳しく聞きながら10分ほど歩いた。
普段はメールだけで想いを伝え合っていたものの、
実際に会って見たら、好きという気持ちが強すぎて、
どういうわけか別れ話に発展してしまう。
若いときによくありがちな恋愛ストーリーで、私にとっては楽しい話だった。
しかし、よくよく聞いてみれば、相手の男は、他にも全世界にメル友(女)がいるらしく、
「私たちは恋人同士」と思っているのはダニエールだけ、という、
これもまた若いころによくありがちな話にも思えた。
が、これは、けな気なダニエールには黙っておいた。

「そろそろいいかな?」と言いながら、部屋へ戻ると
たしかにお父さんとお母さんは、ちょっと雰囲気がよどんでいる感じ。

そ知らぬふりして、チェックアウトし、強羅駅へと向かう。
ホテルのエントランス前は、いきなりものすごい急坂になっていて、
昨日の午後、ダニエールと配給会社の若者以外の
運動不足の大人三人組は、ひいこら言いながら登ってきたっけ。

当然、帰りは長い下り坂。
今回は、ハービーとジョイスが先頭を歩いていく。

そのはるか後ろから、ダニエールと私と配給会社の担当くんがついて歩く。

しばらく歩いていると、
なんとなく、すごく、さりげなく、
前を行くおじじが、ふわりとおばばと手をつないだ。

「きゃ~、ステキな仲直り法!」と喜ぶ私。
「うげげげげ、やめてぐれぇ」。嫌がるダニエールも、実は嬉しそう。
「いいっすねぇ」。とりあえず、場の雰囲気に合わせる配給くん。

こうやって、「ちょっと世間では扱いにくいふたり」は、
わめきあっては、いたわって、
20年も仲良くやってきたのだろうな。

駅に到着すると、改札口の前で、ハービーがぴたりと足を止めた。
かまわず、ずんずんと先に行くジョイス。
またしても突っ立ったまま頭を抱えるハービー。
今度は何だ?

ハービー 「アイスが食べたい」

ジョイス 「買えばいいじゃない」

するとハービー、大きくひとつため息をつき、
次に静かに怒りだした。
今まで抑えていた感情が、
めらめらと燃え上がってきているようだった。

取材中にジョイスが全部勝手に答えてしまうことや、
自分が行きたいところとは逆の場所にジョイスが行きたがることや、
自分は仕事で来ているのに、ジョイスのお買い物が優先されることや、
てんぷらはあんまり好きじゃないのに、
ジョイスが食べたいからてんぷら屋に行ったことや・・・。

黙って仕切られているのかとおもいきや、
「案外、ストレスが溜まっていたのね」とこちらが驚くくらい
激しく感情を爆発させて、ハービーはこう叫んだ。

「金を持っていないんだよ!」

おいおい、オッサン、アイスは250円でっせ。
なみだ目で言わなくても・・・。

「こんなことは、慣れっこ」と言わんばかりに
さっさと改札を入ってしまうジョイス。
しかたがないので、私はこのオトナコドモのオッサンに
ソフトクリームを買ってあげた。
「バニラとあじさい味のどっちがいい?」と聞くと、
しばらく真剣に考え込んでから、
「あじさい味!」
と嬉しそうに叫んでいた。

隣で黙って一部始終を見ていたダニエールも、
めずらしい「あじさい味」のおこぼれにあずかり、
とても満足そうだった。

500円くらいの出費で、こんなに喜んでもらえるなんて、
「やっぱりこどもたちってカワイイわね」、なんて思ってみたが、
よく考えたら、ひとりは大人だった。

楽しい旅でよかったね。ハービーおじちゃん。

■■■ これが、本物のハービー・ピーカー ■■■
harvey-1.jpg
XXX ジェリー・ビーンズ好きのハービーの同僚、トビー・ラドロフも いい味出してるXXX
http://www.amesp.jp/

ハービーのスプレンディッドな毎日・・・
『アメリカン・スプレンダー』
ヴァージンシネマズ六本木ヒルズ/梅田ガーデンシネマ(大阪)で公開中

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May 29, 2004

ハービー・ピーカーという男 その5

さて、忙しい1週間の取材日程を終えたハービーとその家族を連れて
週末は、箱根の温泉へと繰り出した。

新宿からのロマンスカーは、スタッフの計らいで、
一番前のパノラマ席を予約してもらっていたが、
本人は、さして興味のある様子ではない。

泊まったホテルでの夜ごはん。
ベジタリアン用の特別食を出してもらったものの、またしても食べれないものばかり。
夕食のテーブルでは、ふたたび頭を抱えてうなだれていた。
せっかくの週末旅行も、ハービーにとっては大して楽しい企画ではなさそうだ。

その晩、夕食を囲むハービー一家の記念写真を撮ろうとしたスタッフが、
私たちのテーブルの係の若い男性従業員に、シャッターを押してもらうよう頼んだ。

ところがこの彼が何度シャッター・ボタンを押しても、写真は撮れなかった。
今どきの若い子で、ケータイのカメラを使えない人はめずらしい。

何度も何度もやり直す間、
私たちはずっと「ニカっ」と笑顔をフリーズさせて待っている。

さすがにナイス・トライも5回目くらいになってくると
「われ、なにやっとんじゃ、ごりゃぁ」と言いたくなってくる。
はっきり言って、この若者、かなりの「ボケオ」だ。

ところが、この時を境にハービーときたら、
ニコニコ、ウキウキ、急にご機嫌が麗しくなってきた。

妻のジョイスが、「アンタ、どーしたのさ?」
娘のダニエールも「ハービーが笑ってるぅ」と
普段何を考えているさっぱりわからない父親が
なにやらいい調子なので、逆にわけが判らなくなっている。

するとハービーは、
「コイツ、大好き」
と言って、そのモタモタ君を指さした。

「カメラを使えないヒトは、みんな大好き」
もう、すっかりウカレている。

翌朝の朝食のテーブル。
私たちの係はまたあのモタモタ君だった。

「グッド・モーニングっ!」「ハウ・アー・ユウ?」
と元気よく、すがすがしい挨拶を自分から投げかけるハービー。
人に挨拶するハービーを、私はこの時初めて見た。
そしてまた、「コイツ、いいねぇ」。
「カメラを使えない人を見ると、自分の若い頃を思い出す」
とかなんとか、言っていた。

そしてこのモタモタ君のおかげで、
ハービー一家の箱根旅行は、とても楽しい思い出になった。

帰りがけに、ホテルのマネージャーにこの話をしたら、
「ふうん、おまえも役に立つことあるんだな」
とか言われていた。

頑張れよ、モタモタ君。

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May 27, 2004

ハービー・ピーカーという男 その4

ハービーーを連れて、浅草観光をした日のこと。

この日は、metro minutes という、旧・営団地下鉄の構内で配布される
フリー・ペーパーの表紙撮影と、インタビュー取材が同行していた。
そしてこの日のハービーをイラスト化する任務を遂行しに、
人気キャラ、「NOVAうさぎ」の作者も同行していた。

浅草といえば、外国人アテンドのメッカ。ショッピングも歴史も文化も一度に楽しめて、
浅草に行きたがらない外国人はいないと言っても過言ではない。

ところが、ハービーはまったくこの町に興味のない様子。
そもそも浅草行きは、はなから乗り気ではない。
どうやら、次に書くコミックのストーリーが頭の中に浮かんでいて、
ベッドにつっぷして、早く次を書きたいようなのだ。

道でも、途中入った甘味処でも、ずっと黙ったまま、
目がどこでもない空中を見ているハービー。
ちなみに、インタビューは、すべて妻のジョイスが答えてしまう。
ハービーも特に何も言わずにその答えを微動だにせず、聞いている。

へんな、カップルだなあ。

しかし、仲見世通りを冷やかしながら歩いているとき、
私が養女のダニエールと、プラスチック製の「バカ殿帽子」を見つけ、
「これ、ハービーにかぶせちゃったら面白いね」などと話していると、
「やっちゃえ、やっちゃえ!」とダニエール。
さすが養女だ、さして父親を尊敬などしていない。
妻のジョイスも、
「ハービーに聞いてごらんなさい。かぶるって言うわよ」、という。

そこで、ほとんどハービーの言葉が聴けずに困っている編集者に
「これ、かぶしたら、せめて写真的にはオッケーですよね?」
と想定される事態の結果責任をなすりつけ、ハービーにバカ殿帽をオファー。

何も言わずに無言で「バカ殿」をかぶるハービー。
よろこぶカメラマン。
このショットは逃さない、とばかりに、慌ててシャッターを切りまくる。

が、しかし、

慌てる必要はなかった。

ハービーはこのあと、浅草寺の境内の中で、
お賽銭を放って、がらがらを鳴らすときも
お線香の煙りを、全身に浴びる所作も、
ずっと、コレをかぶったままだったのだ。

「おい、だれか止めてやれよ」

周りを歩く、他の外国人観光客が、
「オー・マイ・ゴッド!」と言わんばかりにうすら笑いでハービーをジロ見。
だんだん、かわいそうになってきた。

この人には、羞恥心がないのか?
いや、そうじゃない。
ハービーには、周りの人間など、
まったく、全く、目に入っていないのだ。

すごいな、オッサン。人間がでかいな。

こうして一日中、心ここにあらずで、
なにもその記憶の片隅に刻まないまま、
ただひたすら、浅草を散歩したハービー。

この同行取材の記事が、
いったいどんな活字となるのか、
そして、あのNOVAうさぎのクリエイターは、どんなマンガを描くのか?
とても楽しみ、待ちきれないなのである。

これだけをもらいに、わざわざ地下鉄に乗ってしまいそうだ。

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May 25, 2004

ハービー・ピーカーという男 その3

~ ハービーはポテチ・モンスター ~

好き嫌いの激しいハービーは、
大人の食べるものは ほとんど食べない。

日本食でも食べるのは、「やさいのてんぷら」だけ。

ハービーは食事の時間の間中、
ほとんど首をもたげ、両手で頭を抱えている。
食べたいものが目の前に並ばず、すっかりうなだれた様子だ。

ときどき、妻のジョイスに注意されて、頭を抱えるのを止めるが、
またすぐに片手で抱えて、うなだれる。

はたから見ると、

「あーあーあー、もう・・・
 食べるもん、ぜんぜんナイヨー」

とため息ばかりをついている6歳児のように見える。
当然その目は、失望感でいっぱいだ。

しかし、ハービーは、アメリカ人である。
ポテトチップは大好きなのだ。

出された食事は、ほとんど食べないので、
「おなかが空いてるのでは?」と心配したスタッフが、
「ハービーはポテチが好き」という事前情報を頼りに
食後にポテチを一袋与えてみる。

すると、どうだ。

とたんに目をキラキラと輝かせて、
ポテチをわしづかみにして、むしゃむしゃとほおばるハービー。
袋の中から ぐわしと掴んで口に運ぶポテチの数は、20枚くらい。

当然、口に入りきらないポテチが、床へボロボロと落ちる。
よって、ハービーが、ポテチを食べたあとの足元は、ポテチのくずで山盛り。
「さっきまで、ここにハービーがいたな」、
という場所はすぐ分かる。

長いまゆげで、次々とポテチをほおばるハービーは、
まるで3チャンネルに映ったクッキー・モンスター。

とても64歳の男とは思えないのである。

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May 20, 2004

ハーヴィー・ピーカーという男 その2

ハーヴィー・ピーカーのヘンなところ。
まず、まゆげが長い。

誰にでもある眉毛の台座のような部分に
まず1センチほどのこんもりした眉毛の丘がある。
その丘から、さらに1センチほど、ぶにゅう~っと眉毛が伸びていて
先の方が上に向かって、くりんっ、となっている。

「まつげがくりんっ」、はよく見かけるが、
「まゆげがくりんっ」、はあまり見たことがない。

この手のおじいさんは、大抵、「みみ毛」も長く、
耳の穴から、くりんっと毛が生え出ているケースが多い。

ハーヴィーもそうだ。

そしてその耳毛はやはり恥ずかしいのか、
妻のジョイス・ブラナーが、常にチェックして
ぴっ、ぴっ、と抜いて、グルーミングしている。

それを見た養女のダニエールは、

「あ~、またやってる!もう止めてよぉ~
 サルの親子みたいなんだからー!!」、とうんざり。

私はといえば、
何か用事があってハーヴィーに話しかけようと思うときはいつでも、
まず、眉毛に目がいってしまい、
「眉毛が長いのね」と、一言つぶやかずにはいられない。
それくらい、長くてカーリーな、ハーヴィーのまゆげ。

とても立派だ。

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May 17, 2004

ハーヴィー・ピーカーという男

『アメリカン・スプレンダー』という映画がある。
本年度アカデミー賞の脚本賞にノミネートされた、ハリウッドのインディ映画だ。

実在する ホンマもんのオタクが
自分の、どうにもならないくすんだ日常を、コミック誌として発表したのが
アメリカで長年人気の“アメリカン・スプレンダー”。

で、この人は、なんのオタクかというと、ジャズのレコードの批評家としても高名な
ジャズ・レコード・コレクターとしての、モノホン・オタクなのだ。

80年代には、アメリカ版久米宏、デヴィッド・レターマンがホストを務める
人気トークショー「レターマン・ショー」にも何度も出演し、
その奇妙なオタクぶりが大いに受けて、一躍国民的人気者となる。

ところが、宣伝のつもりで出ているにもかかわらず、
世の中のいい笑いものとしての扱いに兼ねてから腹を立てていたハーヴィーは、
ついに番組の途中で大暴走して、レターマンにギャンギャンと噛みついた。
当然、生放送は前代未聞のめちゃくちゃな状況に。
これは、日本で言えば、タトゥーが途中で帰ってしまった、
ミュージック・ステーションくらいのインパクトではなかったか?

わーわーと不満をぶちまけるハーヴィーをよそに、
「続いて、CMです。CMが終わるとハーヴィーは、たぶん、いないと思います」
とジョークでかわすレターマン。

CMが明けるとやはりハーヴィーの椅子は、空になっていた。

数十年前、うつみみどりがきれいなお姉さんだった頃、
『ロンパールーム』という子供参加型番組があり、
番組恒例「みんなで牛乳を飲むコーナー」がなぜか人気を博していた。

牛乳を飲む子供たちが、ひとりひとりアップになる場面で、
ある男の子が、自分がピンになった瞬間、

「げぼっっ、ぐぐぐ」

と吐いてしまったという、いわゆる“ロンパールーム事件”が起こった。
視聴者にとって、ハーヴィーがCM明けにいなくなっていたという事実は、
これに匹敵するくらいの、インパクトなのではなかったか?

そんな彼の半生を描いたのが、映画 『アメリカン・スプレンダー』。

で、先週末、このオッサンが来日して、
縁あって、私は浅草を案内する雑誌の企画の通訳をやってきた。
ついでに、金・土は、このオタクのハーヴィーとその妻と養女を連れて
箱根の温泉へ行って来た。

このおじさん、とにかくヘンテコ。

どれだけヘンテコかを語ると、たいへん長くなりますので、
数回に分けてお伝えしたいと思います。オタノシミに。
                          ~つづく~

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